海道冬樹です。ホウオウループ研究してる人がそこそこいるみたいなので簡易的な記事じゃなくて真面目に解説しようと思います。
[ホウオウループの対策]
この記事にはホウオウループに勝ちたいという人も見に来てくれるのではないかと思って最初にこのトピックを設定しました。受けループで勝つなら相手の崩し方を意識するのが最も勝ちにつながるのでルーパーの人たちも自分の構築への崩しから意識するのがおすすめです。
①拘り高火力アタッカー
ホウオウループは性質上準備をしてから相手を受けれるようにする。
例…毒菱、火傷、グラスフィールド展開
したがって、相手側の準備のいらない拘り持ちが重い。
この系統のポケモンがホウオウより速く岩技(エッジ)を持っているとあっさり負ける。
②ラムのみ
ホウオウ側の準備に必要なターンを延長させる戦術。実際、最終日に某氏のラムのみ剣舞エッジガブにボコボコにされたので、汎用性を落とさない、かなり綺麗なホウオウ対策。トリトドンとホウオウという厄介なポケモンへのかなり美しいメタ。
ピンポイントな対策は多すぎるので割愛しますが、こういう採用されやすいメタで崩されてしまうのがこの受け構築の脆いところですね。
[ホウオウループの動かし方]
＜基本的な考え方＞
以下前期の自分の構築を元に話を進めていきます。
まず、この構築の勝ち筋は大きく二つで
①ホウオウを中心とした受けポケモンで相手からの一切の打点を無くす。
②小さくなるラッキーでTOD
①がメインプランで②がサブプランという感じですね。②については8世代版オニゴーリだと自分は思ってます。①を達成するために対面処理や火傷、毒といった状態異常による機能停止を狙います。
[各軸に対しての考え方]
①ザシアン軸
微有利(?)。ザシアン軸はパワーが高すぎるため当たり前ではあるが、ホウオウをしっかり意識された構築にされると全く勝てない。というより、ホウオウというポケモンが強い禁止伝説ではないのでこれは他の各種構築についても同様。
狙いはザシアンの機能停止。聖なる炎や熱湯による火傷の負荷を与えて相手のポケモンのHPを削るのが基本。相手の電気タイプのボルトチェンジもホウオウには殆ど負荷をかけることができないので強気に聖なる炎を押せば自然と相手が疲弊する。実はカプ・ブルルを選出する余裕がないのでウーラオス入りの相手とは選出択になってしまうことが多いが、ザシアンを使うプレイヤーが少ないことに甘えてなんとかなっていた。実際、昨シーズンザシアン軸に勝ち星を増やした最大の要因は、相手の崩しがゴチルゼル一辺倒になっていることが多く、ホウオウ+抜け殻ヌオー+バンギラスを全く崩すことができないゆえに実質3VS2の試合を展開できたことだった。
②ムゲンダイナ軸
ムゲンダイナラキムドー系統・・・有利。聖なる炎(火傷)が一貫しているので火傷ダメを回復できなくなった相手が判定負けする。こちらのドヒドイデが状態異常を拒否できるのが偉い。
ダイナバンギ鋼・・・五分。バンギラスに眠るがあると非常に厳しい。眠るがないなら毒びしか火傷を入れて吹き飛ばしてたら大体勝ち。
ダイナ+ヌオー以外の地面系統・・・微不利。相手の地面タイプに火傷が入ると勝てる。昨シーズンはメテオビームダイナが多かったのでこれをラッキーで起点にしてそのまま勝つことも多かった。こういうときにBDラキが光る。
ダイナ使いはTODの駆け引きがうまいので必ず時間を計って気合を入れる。
③黒バド軸
有利。黒バドウーラゴツメ枠もしくはテテフ黒バドの2パターンがあるが、前者はホウオウバンギブルル、後者はラキドヒドバンギと投げるとほぼ負けない。バドレックスでバンギラスを倒そうと考えるプレイヤーには毒びし+ちいラキが刺さる。(眼鏡リフスト等で散っていた人たちが結構いた)
ホウオウブルルバンギと出してもバドレックスの物理耐久が低いので有利なサイクルを作りやすい。毒づきラオスに負けるらしい(無敗)
④オーガ軸
超絶不利。ただ、正直なところオーガの型次第。オーガメタモンは眼鏡なのでほぼ全敗した。相手のガブリアスも厳しく、かといってガブリアスを見ようとすると眼鏡オーガに何もできずに負ける。シーズン終わってみて、ブルルをHDにするともう少し抵抗できたなと思う。メタモンを全プレイヤーが対策していた故に、上位のオーガ軸はメタモンがいない=スカーフオーガが多く逆にEasy winすることができた。オーガVSホウオウじゃなくてオーガVSラッキー。
⑤日ネク軸
有利。適当にホウオウで遊びながら毒びしを巻くと大体勝てる。ドラパルトに隙を如何に見せないかが勝負の肝。ドヒドのHP管理を怠るとトーチカがないせいで負けることがある(1敗。筆者はホントに受けル使ってんのか？)。こういう試合はいかに負けないかを考えることが重要。
⑥ゼルネ軸
超絶有利。結構プレミしても勝てる()。相手のジオコン10万ボルトをホウオウが耐えるため、まず負けない。鉢巻雪崩ゼルネに負けるらしいが多分縮小ラッキーが先に完全体になるので結局勝てると思う。ゴチル入りにはホウオウが適当に技打っているだけでそのまま勝つこともしばしば。
⑦イベル軸
本来は不利。イベル軸は対策枠に多くポケモンを割く必要がある関係で構築パワーが低いことが多いのでできるだけ強い選出を心掛ける(ブルルとヌオーはほぼ出さない)。挑発イベルをホウオウドヒドの再生力ループで抜ける、メトロノームをラッキーで咎める。大体TODになるので火傷をばら撒けて有利になる。ホウオウも何気に弱い者いじめポケモン。
⑧ジガルデ軸
有利。ゴチルがいると少しきつい。吹き飛ばしとヌオーと毒びしのギミックによってTODにすらならずに勝てる。某全1ジガルデ使いとはレートが違いすぎて当たらなかったので対ジガルデはぶっちゃけエアプ。
⑧ホウオウ軸
不明。なにもかも最後までわからなかった。相手の選出に有限のポケモンがいると有利なのかもしれない。鉢巻ホウオウがバンギを出さないと誰も受からないので鉢巻ホウオウはほぼ無理(何気に反動ダメで押し切ることができる)。受けミラーは構築作りの量との勝負。予知+吹き飛ばしは食らうと厳しいかな。
P.S.代表的な崩しへの抗い方を書こうと思ったんですけど、ポケモンしてなさすぎて代表的な崩しを忘れました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
